内容説明
海外での研鑽を終えて帰国した守衛を待ちうけたものは―。恋と苦悩のうちに開始された制作活動。絶作〈女〉を頂とするその作品群に刻まれた波瀾の生涯を描く。
目次
彼を待ちうけたもの
明治40年代の芸術的状況への凝視
制作の開始―「文覚」・「デスペア」
肖像彫刻の開拓―「北条虎吉像」・「戸張孤雁像」・「宮内氏像」・「銀盤」
「労働者」について
「女」
死
エピローグ
補 ロダンと荻原守衛
荻原守衛にかんする基本資料、その他について
荻原守衛略年譜
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- 和書
- 三つの人間機構 SD選書



