感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
3
1983年3月28日発行(2013年10月20日、第27刷)。第10章「相対的剰余価値の概念」は現代日本のリストラを彷彿させる。また、第13章「機械設備と大工業」を面白く読んだ。1830年代に工場法が制定された後も、その適用を免れた産業における、悲惨な児童労働、女性労働が当時の政府の調査などを駆使して語られている。「工場立法の一般化は、生産過程の物質的諸条件および社会的結合とともに、生産過程の資本主義的形態の諸矛盾と諸敵対とを、それゆえ同時に、新しい社会の形成要素と古い社会の変革契機とを成熟させる。」2016/03/07
kadoyan
1
実際は、新日本出版社の「資本論第一巻b」を読みましたが、登録なかったので。協業や分業、マニュファクチャを経ながら大工業へと資本主義の発展の変遷を紹介。理論的部分と歴史的部分が組み合わさりながら解き明かしているが、その区別を見極めながらなので、なかなか難解だった。しかし詳細な観察、分析で剰余価値を中心とした資本主義社会を解き明かそうという試みは、マルクスさんをおいて右に出る方はいらっしゃらないのでは。2016/02/11
真木沢
0
安定の鬼畜さでした2013/05/23
bootcampus
0
この巻に取り掛かったのが2003年3月。途中8年間ブランク、そして今日ようやく読了。イギリス議会高山特別委員会での炭鉱労働者の毅然とした表明に感動。2011/09/07