出版社内容情報
古代のソクラテス、プラトンなどの哲学者から、中世の文化に関わるようなダ・ヴィンチ、ベートーヴェンなども含め、「今」に繋がる、「時代を変えた」と言えるような人物を「365人」解説していきます。加えて、各人物に対して、監修の佐藤優氏のコメントがつきます。ビジネスパーソンなどが最低限身につけておきたい教養を網羅しています。
目次
第1章 古代オリエント・地中海世界
第2章 中世・近世ヨーロッパ
第3章 近代の幕開けと進展
第4章 現代~2度の世界大戦と冷戦、そして新しい時代
第5章 中東と南・東南アジア
第6章 東アジア
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
37
重要事項はゴシ太。脚注に、推薦図書もあるため、その中から読みたいものもメモっておくといい。プラトンは、正義が人間を幸福にするものである(39頁)。ベーコンは、能力の進歩はイドラ(偏見)をなくすことによって実現(91頁)。パスカルは、近代市民社会の思想基盤を築いたパイオニアに1人(95頁)。スピノザは、感情制御できないことが屈従の原因であり、理性によって初めて屈従から解放、自由になる(97頁)。ディドロは、理性的な思考を説き、自由と平等の精神の尊さを主張(99頁)。2021/09/08
愛玉子
27
電子書籍で98円だったので、暇なときにながめようかと購入。世界史で習った名前が出てきて面白いですが、途中から「もっと深く知りたい人のための推薦図書」があまりに杜撰なことに気づいてしまう。ハンニバルの推薦図書がトマス・ハリスの『ハンニバル』って、ちょ、それはレクター博士!お料理上手な精神科医の方!司馬遷は『『坂の上の雲』と司馬史観』いやそれ司馬遷じゃなくて司馬遼太郎やんけ!ちゃんと監修してないのか、それともあえての遊び心なのか(んなわけない)。ニジンスキーは『牧神の午後』山岸涼子、これは評価する(上から)。2023/01/15
りらこ
21
古今東西の365人。そんなに?と思いつつ読み進めるとそんなことはなく、簡潔にまとめられている文章に浸りながら次は誰が出てくるのか?とワクワクしてしまう。 更にもっと深く知りたい人のための推薦図書も1人ずつに対し何冊も載っていて、そちらにも手を伸ばしたくなる。なかには、アイザック・アシモフの本なども紹介されていて(『フランクリンと凧』)、知の巨人から知の巨人を紹介されたような心持ちがする。 自分が知らないことのあまりの多さに恥ずかしくもなる。2020/12/07
テツ
20
佐藤優さん好きなんですよね。彼が紹介する人類の歴史に名を残す古今東西の365人。当然だけれど人の歴史は人によって創られたんだということ。表紙にもあるようにそうした足跡を知ることは、自分自身が生きていく上での武器となる。人は古い世界に生まれ落ち、生きていく過程で否応なく人と絡み合い反応し合い、新しい世界を構築していく。平々凡々なぼくたちはこんな凄まじい人たちとは創り出せるモノは違うけれど、それでも生きるということは何かを創り出すということなんだろうなとぼんやりと思う。2021/01/15
ゆりきち
2
なんとなく知るきっかけで読むには良さそう 深く知りたければおすすめの本が書いてあるのが良き 2021/07/01
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