内容説明
本書は、たいへん平易に書かれていますが、その内容は斬新・正確であり、頭痛に関するほとんどすべてのだいじな事がらを網羅しています。
目次
1 頭痛についての基礎的な一般論(頭痛とはいったいなんなのだろう;頭の中のどこがどうして痛みを感じるのだろう;頭痛の国際分類ではどんな種類があるのだろう ほか)
2 緊張型頭痛、その実像と治療(緊張型頭痛はもっとも一般的な頭痛;緊張型頭痛が起きるのはストレスへの警告信号;治療の方針は簡単、ストレスや不安をなくす ほか)
3 片頭痛、その実像と治療(片頭痛は機能性頭痛の中で緊張型頭痛に次いで一般的;片頭痛には前兆のあるものと前兆のないものがある;脳の神経症状と考えられる前兆を伴った典型的片頭痛 ほか)
4 いろいろある頭痛のタイプ(月に十五回以上も起きる慢性連日性頭痛とは;片頭痛と緊張型頭痛には共通点が混在している;群発性頭痛は男性に多く、夜激しい痛みが連日続く ほか)
5 危険がいっぱい、二次性頭痛(二次性頭痛にはこわい病気がかくされている;頭部外傷に伴う頭痛;脳血管性の病気による頭痛;頚椎が原因の頭痛 ほか)
6 頭痛の検査と診療の流れ(頭痛の検査―器質性頭痛が予測されるとき、検査はどうしても必要だが;検査はあくまでも補助。中心は問診と診察に;正しい診療の流れ―まず神経内科が正しい選択。手術専門の脳神経外科もあるが ほか)