出版社内容情報
おいしいコーヒーは品質のよいコーヒーの中からしか生まれません。その品質は栽培環境、品種、栽培方法、精製方法、選別、そして梱包、輸送、保管にいたるまでの流通過程によります。その知識を踏まえた上で、よい焙煎豆を選び、適切な抽出をし、客観的な評価ができるようになることは、嗜好品としてのコーヒーをより深く楽しむことにつながります。
本書はめまぐるしく変わるコーヒー業界の、「新しい」情報にこだわりつつ、コーヒーの淹れ方、知識、選び方、そして評価の方法を初心者にもわかりやすく解説しました。
目次
1 コーヒーを淹れる(コーヒーを淹れる;エスプレッソを淹れる)
2 コーヒーを知る(コーヒーの木と栽培からコーヒーを知る;流通からコーヒーを知る ほか)
3 コーヒー豆を選ぶ(精製方法の違いからコーヒー豆を選ぶ;生産国からコーヒーを知る 中南米編 ほか)
4 コーヒーを評価する(コーヒーを評価するための語彙を知る;コーヒーを評価する方法を知る ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山のトンネル
12
珈琲を飲み慣れた人やある程度基礎知識のある人が専門性を上げるために読むレベル。歴史や流通だけでなく、化学的分析手法とその評価まで記載されており、非常にマニアックで個人的には興味深いと感じた。コーヒー初心者が1冊目に手にする本としては、情報が過多なのと、煩雑でどこが重要なのかがわからないと思う。2024/05/04
Koji Takahashi
8
珈琲の教科書です。 初心者が読むには難しい本です。 一言で言えば「豆の評価の方法を解説」している本なので、プロの人が知っていなければならない知識であり、より美味しくコーヒーを飲みたいエンドユーザーが知ると楽しくなる蘊蓄です。 味と香りを「言語化」するために評価の方法が学べたのが良かったです。2023/10/02
晴久
6
薄々そんな気はしていたが、我が家でハンドドリップしている珈琲は、薄いみたい。でも推奨の粉とお湯の量だとたぶん濃くて飲めない。胃が弱すぎて。2023/08/23
鴨の入れ首
4
2023年刊。図書館本です。近年アップデートされたコーヒー関連の基礎知識が余すところなく記載されており、コーヒー党にとっては非常に興味深い一冊ではないかと思われます。写真や挿し絵が多用されていて読みやすく、コーヒー素人から玄人まで幅広く楽しめるのではないでしょうか。読んでて大変勉強になりました。2025/04/23
やす
2
結構科学的で、産地の話とか詳しく書かれている。 ただ美味しいコーヒーの淹れ方を説明しているのではなく、そのために必要な知識を丁寧に書いてくれている。 豆のグレードや官能評価の仕方、産地による違いなど知らなかった話が多くとても勉強になった。2025/02/11
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