内容説明
日本は地震国である。いつか、大規模な地震がある。そのときに役立ってこその対策である。役立つ話でなければ、阪神淡路大震災の犠牲が活かされない。そのためには、経験者が冷静に経験を語る必要があると思う。私がすべて正しいと主張はできないにしても、私の感覚と違いすぎる。経験者の発言があまりにも少ない現状では、多くの発言の中に、貴重な経験が埋没するという危機感がある。そのような思いから本書を記した。記憶のどこかにでも残り、いつか役に立てば幸いである。
目次
1 生きている地球 活動する地球
2 地震を理解する基礎知識
3 地震・火山の正体を探ってみれば
4 大地震を検証してみる
5 情報時代の地震情報
6 地震の体験からわかったこと