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出版社内容情報
――絵がうまく描けるかどうか。という問題は、「描ける」人にとっては、たいしたことに感じられないかもしれませんが、「絵が描けない」「もっと絵がうまくなりたい」「ちょっとでも絵が描けたら……」などと考えている人にとっては、なかなか大きなテーマです。
「絵を描く人の頭の中って、どうなっているのだろうか?」
「絵をうまく描ける人に、世界はどう見えているのか?」
こんな疑問から本書は生まれました。
「なぜ人は絵を描きたいと思うのでしょうか。」
そんなテーマからはじまる本書は、絵画教室を主宰し、美術学校や大学など多くの場で、たくさんの人たちに絵の魅力を伝え続けてきた著者が、単なる技法書ではなく、絵を描くという素敵な行動について、その楽しさ・理由・背景などさまざまな視点から語る異色の本です。
「ものの見え方はひとりひとり違っている」
「自然物には球体にまとまろうとする意志がある」
「美術史は人類の思想史である」
絵を描いてみたい人には、背中を押されるような、絵を描いているけどもっとうまくなりたい人には、目からウロコが落ちるような、絵に興味を持つ人には、その世界をもっと知りたくなるような言葉がきっと見つかる1冊です。
内容説明
「世界の見え方」が、これまでと変わるかもしれません。なぜヒトは絵に興味を持つのか。ものの見え方はひとりひとり違っている。自然物には球体にまとまろうとする意志がある。色にも一生がある。見えない部分をとらえるのがデッサン力。「美術史」は「人類の思想史」である。実際の授業でも使う「手描き資料プリント」が“のぞける”QRコード付き。
目次
Prologue 人が絵を描くこと、観ることにひかれる理由
1 絵を描くためのものの見方“再現”(自分の「見落とし」に気づくと描けるようになる;線を引くことの快感を思い出す;ものの見え方はひとりひとり違っている ほか)
2 絵を描くという自由“表現”(モチーフの「再現」から、次の段階の「表現」へ;自分の個性と画面上での思考;興味といたずら心、そして自分自身の存在の確認 ほか)
3 絵は知るほどに人生を豊かにする(絵の鑑賞方法は知識によって変化する;人は作品で感動を再現し、名前をつけて存在を確かめる;作品の説得力につながる美術解剖学 ほか)
著者等紹介
上田耕造[ウエダコウゾウ]
1959年福岡に生まれる。1983年東京藝術大学美術学部油画科卒業(安宅賞、大橋賞)。1999年ATELIER21(岡田〓弘・広田稔との共同アトリエ)開設。個展毎年数回 グループ展多数。無所属。すいどーばた美術学院・児童教室・高等学校講師を経てNHK文化センター、朝日カルチャーセンターほか専門学校・大学講師。東京藝術大学美術解剖学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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