出版社内容情報
■中国語を理解するには、「中国人の感覚」を知ることが大切!■
中国語の文法を理解するには、その文法で会話をしている「中国人の感覚」を知ることがとても大切です。
なぜなら、過去の概念や時間のとらえ方が日本語とは少し異なり、その違いが文法にも現れているから。
本書では、14歳で日本に来日、日本の中・高・大を卒業し現在は現代中国語の文法を研究している著者・李菲が、中国語の文法を「日本語を使う感覚とどう違うのか」という視点も混ぜながら解説。
大学の授業や社会人向け講座で「分かりやすい」「今までの謎が腑に落ちた」と話題の解説を1冊にまとめています。
■「中国語=発音がむずかしそう」は動画で解決!■
中国語の会話は音が命。発音と音程の両方に気を配らないと、意味が正しく伝わらないこともあります。
本書では付属音声の他、発音部分は動画でも確認することができます。
目と耳で中国語の音を確認し、スキマ時間で繰り返し練習してみてください。
内容説明
大学生から「わかりやすい!」と支持される李先生の講義内容を、本書に凝縮。日本語とも英語とも違う、中国語独自の文法の「なぜ?」「なんでこうなる?」をスパッと解説。中国語を新しく始める方も、再トライする方も、本書で中国語文法の基本が身に付きます。中国語は発音と声調(音の高さ)が命。正しく伝わる発音を身につけるためのコツを、丁寧に解説。動画も付いているので、口の形が目で見て分かります。文法のまとまりごとに、リスニング・筆記・読解の練習問題をまんべんなく出題。発音の練習もできるので、全技能バランスよく身につけられます。
目次
第1章 中国語のしくみ(中国語の基礎知識;声調 ほか)
第2章 文型から学ぶ中国語(私は日本人です。主語+述語+名詞;私は田中と申します。主語+述語+名詞 ほか)
第3章 場面から学ぶ中国語(どうぞお入りください。お願いする表現;ぜひ見てみてください。お勧めする表現 ほか)
第4章 時制から学ぶ中国語(私は昨日中国語を勉強しました。中国語には時制がない?;私はご飯を食べ終わっています。動作が完了して実現したことを表す ほか)
著者等紹介
李菲[リフェイ]
1984年、中国・天津生まれ。立教大学外国語教育研究センター教育講師、慶応義塾大学外国語教育研究センター講師。14歳で来日し、日本の中学、高校を卒業後、慶應義塾大学文学部に進学。大学・大学院時代は、中国語学および中国文学を専門として学び、とりわけ、現代中国語の文法が主な研究対象となる。現在の研究分野は現代中国語(北京語、北方方言)の文法。2011年より教鞭をとり、現在は立教大学および慶応義塾大学で中国語を教えながら研究を続ける。専門分野である中国語学・文法を学習者のレベルに合わせて噛みくだいた、わかりやすく正確な説明が学生から支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。