内容説明
将軍と大名・官職と位階・暦・時法・学問・経済―江戸と幕末の常識が１冊でわかる。
目次
第１章 大名とは
第２章 武家の官位と貴族―武家と貴族の世界
第３章 幕末の暦
第４章 時法の話
第５章 そこがおかしい歴史用語
第６章 レベルの高い学問と教育
第７章 石高と禄高
第８章 金銀銅の通貨とレート
第９章 財政赤字に苦しむ諸藩
第１０章 長州財政の秘策
著者等紹介
冨成博［トミナリヒロシ］
１９２２年山口県生まれ。作家。九州大学工学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ヒコ。
1
幕末の江戸時代の仕組みを、長州藩の武家制度を中心に描く。一両の価値を現代に置き換えるのは困難としつつ、蕎麦１杯＝１６文、4,000文＝１両から１両＝８～10万円とはじき出す。待て、それじゃボクの計算の仕方と同じだ。いや、本書の内容は詳しいものなんだけど2013/05/05
武隈
1
勉強になりました。この本は、歴史書や時代小説を読むときの参考になる歴史用語の解説だけで無く、幕末の歴史史観も学べる良書です。まず、武家の名前の読み方や身分・官位、暦や時刻・方位、年貢米の石高や禄高など、今まで疑問に思ったことが解決しました。特に長州藩の様々な事例での解説が参考になります。また、幕末の諸藩の赤字財政の話では、長州藩が隠し財産を増やし攘夷工作の資金になり、結果的に倒幕に繋がったことは感慨深いものがあります。長州に資金が無かったら明治維新が無かったかもしれません。2012/12/10
儚俣
0
意外に知らないと言うよりか、制度や名前、時間や税など社会の基礎部分について解説している。ちなみにユリウス暦と恵方の記述に関して間違ってる部分もある。2014/07/10
