出版社内容情報
少子高齢化や核家族化が急速にすすむ現代日本。その日常生活を直撃した東日本大震災を機に、「きずな」「だんらん」「やすらぎ」「ぬくもり」といった家族のあり方が見直されている。大久保利通―鉄血宰相が家庭で見せた平凡な父親像。夏目漱石―不器用ながら子ども達を真剣に愛した文豪。樋口一葉―貧困と借金にあえぎながらも“たのしき”女所帯。美空ひばり―“歌う女王”への道を二人三脚で歩いた母と娘……などなど。あの歴史有名人が家庭で見せた普段着姿と、意外に知らない家族との泣き笑い人生をこっそり教えます。
内容説明
華麗なる大富豪一族から貧乏所帯まで、歴史有名人70人のマイホーム。
目次
幕末(川路聖謨(68歳)―四人目で得た愛情深い妻との明るい家庭
梅田雲浜(45歳)―夫の志に殉じた妻に支えられる貧乏暮らし ほか)
明治(岩倉具視(59歳)―幽居中の陰謀家の手先となった愛妾と子息たち
西郷隆盛(51歳)―流罪先の島で暮らした妻子との別離と再会 ほか)
大正(高橋是清(83歳)―波乱万丈の人生を歩んだ夫唱婦随の典型夫婦
原敬(66歳)―父から教わった政治家の家族としての“戒め” ほか)
昭和(広田弘毅(71歳)―母の自殺後も東京裁判の傍聴に通う娘たち
米内光政(69歳)―義父母と同居の留守所帯を守った新婚の妻 ほか)