内容説明
ユダヤ人といえば「流浪の民」「富豪」のイメージが強い。紀元七〇年、ローマ帝国によってイスラエルの地を追われたユダヤの人たちは、亡国の民となって世界各地に分散していった。そして自分たちの居住する他国家、他民族に同化しようと努力した結果、商業、金融、学問、芸術の各分野で成功を収めた人材を世に多く送り出している。さまざまな偏見や社会的差別、迫害にあいながら、生活の中に組みこまれた戒律と習慣を今なお厳しく守り、それぞれの国で暮らすユダヤ人とは…。信仰と神、生活習慣、政治経済、シオニズム運動など、ユダヤのすべてがわかる決定版。
目次
基礎編 ユダヤ人とは何者か
宗教編 ユダヤ人の信仰と神
生活習慣編 ユダヤ人の日常生活
現代編1 シオニズム運動
現代編2 イスラエル国家の深層
政治経済編 ユダヤ・パワーの実態