日本のまつろわぬ神々―記紀が葬った異端の神々

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784404039415
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0021

内容説明

『古事記』『日本書紀』に出てくる神々だけが神様じゃない。

目次

総序 「異端の神々」の肖像
第1章 記紀神話にうごめく異形の神々
第2章 中世神話に渦巻く異貌の神々
第3章 近代に甦った太古の神々
第4章 古史古伝のまつろわぬ神々
異端神の深層

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

27
まつろわぬ(信仰する人が絶えて祀られなくなった)神々という表題につられて。隼人や熊襲、東夷や陸奥、アイヌなどの被征服者の遺物や裏が取れた文献を期待していたのに、予想は外れた。まつろわぬどころか現代でも大事に祀られている、記紀にも載っているメジャーな神々や神仏のカタログ的本書。後半は竹内文書や、秀真伝(ほつまつたえ)など、偽書的なものも載っている。古代ロマンというよりSF的。大本教や天理教など、新神道については、世界宗教とのハイブリッドが恣意的で興味乏しく。超古代とか好きな人にはおすすめ。2015/04/11

テツ

23
八百万の神々が生まれるよりも遥か前にもこの土地には神様がたくさん御座した。古事記について解説しながら、そうしたきちんとした神話体系には組み込まれず現代においてはなかなか語られない神様たちについても語る。森羅万象にも人が創り出した器具や技術にも神は宿り、それを見出す力のある人間ならば今でもきっと神を感じ取れる。彼らがリアリティをもち息づいていたほんの僅か前の世界を想像することがとても楽しい。長野生まれなのでミシャグジ神にはある程度の思い入れがあります。2020/11/06

miroku

16
充実している!図書館本なのだが・・・、一冊欲しくなる。2014/08/24

とし

8
ヤマト王権に従わなかった古代氏族の神々の話かと思って借りたら、内容がかなり違った。記紀神話のなかの「異形」の神々の話から始まって、中世に再構成された神話の神々、近世になって誕生した新興宗教の神々、古代文献や偽書から創造された神々の話など、よくわからない神様の実態をわかりやすく概括してくれていた。それにしても、明治、大正、昭和の戦前あたりって、新興宗教のカオスっぷりがやっぱりすごく面白い。2015/08/27

えも

7
スサノヲやヒルコなど記紀時代の異端の神々ばかりでなく、中世・近代に神になった役行者や安倍晴明、新興宗教で祀られた天理王やコンジンなど怪しい神々が目白押し。さすが何でもアリの八百万の神・日本の包容力です。2013/03/03

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