藤沢周平を読む―『歴史読本』編

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784404039125
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

内容説明

自筆原稿・創作ノート・遺愛品・プライベート写真…初公開写真を含む貴重な図版を多数収載。主要作品ガイド、全作品リスト付き。

目次

巻藤対談 藤沢周平の世界(佐高信;宮部みゆき)
第1章 藤沢周平の魅力(静かな滾り(杉本章子)
お家騒動と藩政改革(菊池仁) ほか)
第2章 藤沢周平論(藤沢周平という人生(関川夏央)
対談 藤沢周平の魅力(皆川博子;常盤新平) ほか)
第3章 藤沢作品の読み方・味わい方(『時雨のあと』(藤田昌司)
『竹光始末』(駒田信二) ほか)
第4章 名作再録藤沢周平(上意改まる;長門守の陰謀 ほか)
第5章 藤沢周平完全年譜―六十九年の生涯(阿部達二)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さら

8
巻頭の佐高信氏と宮部みゆき氏の対談は面白かったです。「ほんとに癒される小説というのはやっぱりそうたくさんの人が書けるものではないですよ」(宮部氏)の言葉に、そういえば私が藤沢周平氏の本を読んでいた時期は、いろいろと荒んでいた頃だったかもと思い当りました。たくさん、癒されたと思います^^ しばらく藤沢氏の本もご無沙汰しているので、「用心棒シリーズ」を再読したくなりました。う~ん、でも、あの山から引っ張り出すのは大変…。 藤沢氏の筆跡もやさしい印象で、この本のカバーの笑顔とともに私の心を鷲掴みです^^2013/01/29

左近

1
以前、ジョン・ボーランド『紳士同盟』を読んだ時、『闇の歯車』に似てる…と感じ、参考にしたのかどうか、ずっと気になっていたが、本書に「ポケミスを熱心に読んでいた」との記述が。ああ、やっぱり!長年の疑問が遂に解決し、スッキリした。藤沢周平を初めて読んだのは、中学生か高校生の時、『用心棒日月抄』だったかな。以来、時代小説は全て読んだと思う。一番好きなのは『隠し剣』シリーズ。各話のテーマとなる秘剣がどのような技で、誰に受け継がれているのか、どうストーリーに絡むのか、ミステリ的興味も醸し出して面白かった。2021/12/11

悠々人

0
この本を読むと、藤沢周平の本を再読したくなります。罪作りな本です。特に向井敏さんの紹介分が素晴らしいですね。2015/08/02

T・Shirai

0
 司馬遼太郎に熱中して小説から評論、紀行文(街道シリーズ)まで読みまくっていた時期があった。ところが10年ぐらい前のある時期から全く司馬遼太郎を読まなくなり、代わりに藤沢周平をよく読むようになった。その”ある時期”というのは何なのか?と問われるとはたと困る。今思えば人生の転機と呼ぶべきものだったのかもしれない。司馬遼太郎の本は未だ読む気持ちにはなれない。 2014/12/11

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