内容説明
古来より日本人の生活や各種の産業は、さまざまな知恵や諸外国との交流によって、変遷や発展を重ねてきた―。衣・食・住や農・林・漁業、窯業、土木、造船など、14の分野の歴史を通史的に解説するとともに、技術や生活を具体的にあらわす復原模型、絵画・写真資料を掲載し、わかりやすくビジュアルに展開する。
目次
食事―火の使用・包丁の技術を経て確立した「日本料理」の様式
衣服―古より美しさと実用性を追求した織物・染物の歴史
住まい―社会・自然環境の変化とともに改良を続けた住居建築の歴史
農業―政治・社会環境の変化とともに進歩した農耕技術の歴史
林業―時代の要請に応え続けた森林資源開発の軌跡
漁業―漁獲物需要の増大がもたらした様々な漁法と漁業の発達史
狩猟―先史以降、経済活動と密接なつながりを持つ列島の狩猟史
製塩―海水を原料に行なわれた世界に類のない塩づくりの技術
窯業―外国技術の導入と国内技術の改良が繰り返された陶磁器製作
土木―今日の国土を築き上げてきた日本独自の土木技術の足跡〔ほか〕
著者等紹介
石井進[イシイススム]
1931年生まれ。専門は日本中世史。東京大学文学部教授、国立歴史民俗博物館館長、鶴見大学客員教授を歴任。2001年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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