出版社内容情報
《内容》 高齢化社会の本格化とともに腎機能障害患者は増加の一方であり,透析患者においても透析導入前から重篤な心血管系病変を有していることが臨床的にも大きな問題になってきている。本書は,これらの扱いが困難な病態のメカニズムとそのマネジメントについて,日常診療の第一線で活躍する執筆陣がきわめて明確に示している。
《目次》
I. 病態生理をふまえた患者マネジメント
1 心不全・心筋障害
2 動脈硬化
3 血圧異常
4 体液・電解質異常
5 腎機能障害例での循環器薬の薬理
6 糖尿病と腎臓・心臓血管障害
7 腎機能障害に特徴的な心血管疾患
II. 臨床における患者マネジメントの実際
1 腎機能障害における冠動脈疾患
2 腎機能障害における大血管・末梢血管疾患
3 腎機能障害における心弁膜症
4 高血圧と腎血管疾患
5 腎機能障害における不整脈
6 心血管系疾患と透析療法の選択
III. Key note
付録
索引
内容説明
本書は、以下のコンセプトに基づいて企画された。すなわち、(1)実践的であり、なおかつ臨床成績に裏付けられた内容とする、(2)市中病院の第一線の循環器内科医、腎臓内科医のみならず、実地医家の日常臨床にも有用であること、(3)図表を多用することによって理解を容易にすること、(4)トピックスをkey noteとして掲示すること、(5)英語の表記は可能な限り避け、平易な記載としてコメディカルスタッフの教科書としても利用可能にすること、(6)文献として研究的なものに加えて教科書・代表的なup‐to‐dateな総説を示すこと、などである。
目次
1 病態生理をふまえた患者マネジメント(心不全・心筋障害;動脈硬化;血圧異常 ほか)
2 臨床における患者マネジメントの実際(腎機能障害における冠動脈疾患;腎機能障害における大血管・末梢血管疾患;腎機能障害における心弁膜症 ほか)
3 Key note(腎機能障害の造影剤使用とその対策;腎機能障害でのPCI;腎機能障害での外科治療 ほか)
著者等紹介
島本和明[シマモトカズアキ]
札幌医科大学第二内科教授
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