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ジョン万次郎―幕末日本を通訳した男

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404038968
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

幕末。太平洋を漂流する、土佐の名もなき一漁民。アメリカの捕鯨船が彼を救ったとき、冒険がはじまった。アメリカで学びつつ、捕鯨船の乗組員として七つの海をめぐり、十年間の異国生活を過ごした万次郎。彼が帰国したとき、日本国内は開国と攘夷に揺れる幕末維新の動乱期であった。アメリカを知り「ジョン・マン」と呼ばれた男を待っていたものとは?ジョン万次郎の数奇な生涯と、そのすべて。

目次

幕末漂流
地球七周、冒険の始まり
異国ハワイ上陸
七つの海・一人の旅立ち
日本人アメリカ留学第一号
ハワイにおける万次郎の漂流仲間たち
捕鯨、金山、決死の帰国
万次郎帰国と鎖国日本
幕末、明治の万次郎
土佐の海と中浜万次郎万次郎帰国の謎
万次郎帰国と『漂巽紀畧』の成立
英学史上の万次郎
万次郎のメリケン体験
中浜万次郎関係年譜
中浜万次郎関係文献目録

著者等紹介

永国淳哉[ナガクニジュンヤ]
1939年、高知県生まれ。土佐市研究家。現代龍馬学会会長。土佐史談会理事。高知ジョン万会会長代理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コダマ

16
ジョン万次郎のポテンシャルの高さが伺えた。無人島に漂流して、サバイバルして助かるって話まではあるけど、ハワイ、アメリカと渡り、その後船で世界をまわる話ってあんまりないと思う。鎖国の時代にアメリカの文化を知り、英語が喋れるというオンリーワンの存在だったと言うことが際だってしまうけれど、行動力と決断力ってスゴく大事なんだと思う。外交能力も高いんだろうな。

星の街のらいおん

6
小説ではなくて、歴史的資料をベースに複数人がいくつの角度から万次郎の足跡をたどっているので、分かりやすくとてもおもしろかったです。2014/01/26

Toshihiro Fukutoku

5
万次郎の運の強さ、頭の良さ、チャレンジ精神が、幕末の騒動の中でビタっとはまるタイミングで大役を果たしたことは、運命の不思議を感じる。2014/08/21

Pompoco

4
土佐海洋民のDNAで遭難をサバイブし7つの海を渡りゴールドラッシュで稼いだ資金で帰国を果たす。運良く漂流記で皆に知れ渡るところとなり維新に影響を与え幕末明治と生き抜いた波瀾万丈の人生に昔の日本人の個の強靭さを再認識できた2016/01/24

きょ

4
資料として読んだ。以外と興味をそそられ面白かった。2014/03/10

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