内容説明
ロンドンの街角、建物の壁に時折見かける直径五〇センチ程の青地に白文字で書かれた円形タイル。これは「ブルー・プラーク」と呼ばれ、かつてその建物に歴史的著名人が住んでいたことを表している。ニュートン、ダーウィン、ナイティンゲール、夏目漱石…、合わせて三四人の偉人たちが過ごした息吹を偲ばせるブルー・プラークを訪ね歩くロンドン歴史ガイド。
目次
ブルー・プラーク
人物(アイザック・ニュートン(物理学者・数学者)
アガサ・クリスティー(作家) ほか)
建造物・その他(スコットランド・ヤード;その他)
ゆとりのロンドン案内
ロンドン五話(ロンドンの道路名の話;ロンドンの地下鉄の話 ほか)
著者等紹介
大塚勝弘[オオツカカツヒロ]
大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。京都大学勤務を経て、2002年よりスペイン及びイギリスにおいて、アルハンブラを中心にスペイン文化におけるイスラムの影響に関する研究を行う。また、北・中南米諸国、ヨーロッパ諸国、アジア諸国、オセアニア諸国、ポリネシア海域等に33回の渡航経験に基づき、広く著作、翻訳を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のりひろ
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この秋の積読書籍の一掃キャンペーン、格好の対象として読了。 最後のまとめ部分はイマイチながら、ロンドンのブループラークを追うかたちで、ロンドンにゆかりのある著名人35名について少しずつ説明されている面白い企画書。 ロンドン在住者は読んでみるのも悪くない。 2015/11/24
志村真幸
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ブルー・プラークとは、「偉人」が居住した建物に付けられている目印。ロンドンを歩いていると、ときどき見かけることがある。本書によれば、2006年時点で650箇所があったという。政府系団体のイングリッシュ・ヘリティッジが認定・設置している。 本書は、そのなかから35箇所を紹介したもの。 ニュートン、チャーチル、マルクス、ドイル、ダーウィンなど、おなじみの人物が並んでいる。さらに、シベリウス、マルコーニ、モーツァルトなどイギリス人以外でロンドンに居住したひとたちも。夏目漱石もとりあげられている。2019/04/27