内容説明
本書にご登場願った超人、奇人たちは、ある面では日本人の独創性、可能性の極限値をあらわしたものですが、こうした超人、奇人のDNAによって現在の日本がつくられたことは間違いありません。近年、こうした破天荒で、型破りの人物が少なくなっていることは、日本社会の創造力が危機に瀕しつつあることを示しているのです。
目次
第1章 芸術家は奇人変人ばかり、作家は酒家である(南方熊楠―日本人の知の極限値、ノーベル賞を超えた天才脳;宮武外骨―ガイコツ先生は抱腹絶倒の奇人か変人か ほか)
第2章 明治の政治家・軍人はケタ外れのビックリ人間(西郷隆盛―近代史最大の英雄は死後も「西郷伝説」でよみがえる;大久保利通―現代日本の官僚支配・会社国家の基礎を作った男 ほか)
第3章 明治・大正のスーパーマンもケタ外れ(クーデンホーフ光子―欧州連合(EU)の生みの親の親は日本人
前田光世―世界各地で「二千勝無敗!?」伝説の最強柔道家 ほか)
第4章 事業・経営の巨人も金才・奇才のパレード(渋沢栄一―日本資本主義の父は「右にソロバン、左に論語」;岩崎弥太郎―大三菱を作った男は教育重視の速戦即決主義 ほか)
著者等紹介
前坂俊之[マエサカトシユキ]
1943年、岡山市生まれ。静岡県立大学名誉教授、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒、毎日新聞社に入社。情報調査部副部長を経て1993年より静岡県立大学国際関係学部教授(メディア論)。日本記者クラブ会員。ジャーナリズム、社会、政治、経済、歴史、犯罪と幅広い分野を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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