内容説明
この一命、捨身をもって一切の悪行を償い、国と衆生を救う!人間にとって悪とは何か。死ぬことの志とは?
著者等紹介
篠崎紘一[シノザキコウイチ]
1942年、新潟県生まれ。長岡市在住。早稲田大学文学部卒業。IT革命時代に生きる現代人の精神の自由を探求し、新たな古代ロマン小説を発表し続けている。日本ペンクラブ会員。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アンベラー
1
この一命、捨身をもって一切の悪行を償い、国と衆生を救う 人間にとって悪とは何か。死ぬことの志とは? 新しい視点で聖徳太子が描かれ最初の本よりより人間的感情があふれている ちょっと神秘的なところもある聖徳太子像とは違ってそれもよかった 2012/12/26
うづき
1
前作より読み易くなっている。文章が良くなっていて好きです。でも、同じ人物の言動として矛盾を感じることも多く、各人の個性も感じられない。登場するのが大物ばかりなのでもっと強烈なんじゃないかなぁと思うのだけど。卑弥呼の時も思ったけど、すごく普通なのですよね。悩んだり苦しんだりしている姿が等身大というか。わかりやすくていいのだけど。遠い古代が舞台なうえに、天皇とか皇族とか僧侶などなどの一般人ではない人達のことだとすると物足りないし、腑に落ちないです。2011/04/28
みゆう
0
河勝の人民にウワサを広めて神懸かったものにしたり、蹴落とすことを広めたり策士に徹底して聖徳太子を陰で支えもしかすると河勝が聖徳太子を聖人に仕立て上げたのかもと思えるほどの策士で河勝の本を読んでみたい。脇役にも魅了される内容で今までノーマークだった筆者なだけにもっと早く出会っていたかった。2023/02/20