内容説明
戦いが日常であつた群雄割拠の戦国時代―。死を覚悟して生きなければならなかった武士にとって、甲胄は晴着でもあり、死装束となるかもしれない特別な意味を持っていた。そのため武士たちは、自己を主張するために個性豊かな鎧で身を飾ったのである。真田幸村・伊達政宗・直江兼続ら有名武将100人の戦場での勇姿が、このイラスト集ではじめて甦る。
目次
秋田実季・秋田半国を制し、勇名を馳せた若大将
明智光春・湖水渡り伝説に名を残す光秀軍の謎多き勇将
明智光秀・「敵は本能寺にあり!」光秀一世一代の賭けに散る
浅井長政・信長に反旗を翻した若武者の勇猛果敢な戦い
朝倉義景・「信長打倒!」に執念を燃やした誇り高き越前の名族
浅野長政・浅井攻めから朝鮮出兵まで秀吉のために戦い抜いた義兄弟
足利義昭・「幕府再興」の執念を胸に流転をつづけた最後の将軍
尼子経久・出雲に下剋上を巻き起こした智勇兼備の風雲児
有馬晴信・七倍を超える敵を打ち破った若きキリシタン大名
安国寺恵瓊・天下人にも信任された戦国きっての外交僧〔ほか〕
著者等紹介
白井成樹[シライマサキ]
1943年新潟県に生まれる。66年千葉大学工業短期大学部工業意匠科卒。飛行機模型製作会社、デザイン事務所勤務を経て70年フリーのイラストレーターとなる。75年より(株)日本エアシステムの飛行機カレンダーのイラストを手がけ、29年間描き続ける。80年頃より源平時代や戦国時代をモチーフとした時代物を描きはじめ、現在に至る。日本甲胄武具研究保存会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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