新人物文庫
沖田総司

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784404037374
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新選組一番隊長として剣名を馳せた剣士の、剣と恋に生きた25年の生涯を鮮烈に描き沖田総司ブームを作った古典的名作が待望の文庫化。新選組ファン必読の一冊!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いこ

104
沖田総司の19歳から亡くなる25歳までを、女性作家らしい細やかさで描いた一冊。先日、読み友さんに別の「沖田本」をお勧めしてしまったのだが、後から読んだこちらの方が百万倍位よかった。その読み友さんには、できればこちらも読んでいただきたいと願う。この本の読書中、私は沖田と共に剣をふるい、沖田と共に子供達と遊び、沖田と共に療養していた。そう感じる位、他の人物を極力排し、沖田に寄り添うように書かれた本だと思う。だから、沖田をとても身近に親しく感じることができた。ますます沖田総司と新選組を好きになる一冊。2023/12/08

らむれ

81
母の推薦本。「絶対惚れるから」とのことで(笑)流れは史実に沿っているので、”いつもどおり”なのだけど、総司と土方さんの細やかな所作なんかが書き込まれていて人物像が浮かびやすい(=妄想にピッタリ!笑)総司が風邪っぴきの土方さんを看病しているシーンに萌え、二人の別れに涙し、アニメのように鮮やかに情景が浮かぶ作品でした。司馬氏・浅田氏の骨太新選組もいいけど、想像力を掻き立てられるこういう歴史物も好きだなぁ。総司「人間は、生きようとすることが本当の勇気だと思えてきたのです。」歳「俺も、生きられるだけは生きるさ!」2015/10/26

10$の恋

35
見事に沖田総司が生きている。殺伐とした新選組の中で、唯一少年のような明朗快活さを貫き、それでいて一番隊長を務めた天才剣士。江戸の試衛館に居た頃から労咳で没するまでの数年間、私は沖田総司に寄り添ったような感慨に浸っている。「斬らねば斬られる」それが幕末の京都。名刀"菊一文字"を携え近藤勇や土方歳三を慕い、隊務に励む総司。その一方、子供たちとの戯れ、隊士を和ます会話、そして儚い恋…。新選組が「人斬り集団」と言われようとも、私にとっては揺るぎない歴史浪漫のひとつ。読めば読むほど新たな逸話が胸を昂揚させる。2024/09/17

ロッキー

33
あ"~、沖田くんと土方副長との今生の別れのシーン、なんて悲しくて切ないんだ…。涙が止まらないです。2人の強い絆が一層際立っていた本だった。近藤局長の我が子を見守るような姿も微笑ましい。そして山南敬介の最期・藤堂平助・斎藤一等々との新選組隊士との交流も生き生きとして描かれていてとてもいいです。芹沢鴨との関わりはもうちょっとあってもよかったかな。刀を抜けば右に出るものなし、天真爛漫で無邪気に子供と遊び、ほのかに淡い恋をする沖田総司はとても魅力的でした。2011/07/06

冬見

25
爽やかで、鮮烈で、切ない。吹き荒ぶ時代の風の中を駆け抜けた幕末の志士たち。新選組、沖田総司の息遣いを肌に感じた。「ついて行きますよ。もう用のなくなったこんな体は、置いて行けばいい」「いいとも総司、いつだって俺はお前を離したくはなかったんだ」沖田と土方の関係がとても好き。2017/07/31

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