内容説明
終戦間近の昭和20年8月8日、立川の綿町国民学校で米軍捕虜が住民たちによって虐殺された。当時、立川警察署の巡査だった筆者は、この事件をつぶさに見聞、その一部始終を初めて明らかにする。他に「銃後」「終戦余話」を収録。
目次
虐殺―一巡査の告白(木炭車;救援出動;B29撃墜 ほか)
銃後―ある兵事係夫妻の“聖戦”(序章;二・二六事件;村民動揺す ほか)
戦後余話(春日神社神主の戦中と終戦;疎開の周辺;闇物資の結末 ほか)
著者等紹介
もりたなるお[モリタナルオ]
昭和元年、東京生まれ。警察官、海軍従軍などを経て近藤日出造門下に。二科賞、二科漫画賞、小説現代新人賞、オール読物推理小説新人賞、新田次郎文学賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。