内容説明
吉田松陰と高須久子獄中での恋―。安政元年(1854)、萩・野山獄に投獄された吉田松陰は、囚人のなかで紅一点の高須久子と出会う。やがて二人は、獄中講話、俳諧のやりとりから心を通わせていく。新たな視点から二人の交情と人間吉田松陰を鮮烈に描く長編力作。
著者等紹介
松原誠[マツバラマコト]
本名・古屋成正。昭和7年、東京神田小川町に生まれる。昭和34年、早稲田大学第一政経学部卒業。NHK(日本放送協会)入局。放送記者として各地に勤務。平成元年、定年退職。平成8年、「小次郎揺曳」で早稲田文学新人賞佳作第一席。平成10年、「天命を奉じ天討致し候」で第22回歴史文学賞佳作入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。