内容説明
彼らは何を思い戦場に立ち、戦後日本をどう見てきたのか。特攻出撃経験を持つ著者が、300人を超す元予科練生に対して行った詳細なアンケート調査の記録を通じて、「戦争」を都合よく語る社会に警鐘を鳴らす意欲作。
目次
予科練出身者の意識の動向調査
本書の意図―予科練を通して日本海軍の体質に迫る
予科練の時代と組織
第1部 予科練に関するアンケート調査集計結果(アンケート調査の実施区分とその理由;アンケート調査集計結果)
第2部 回想予科練(予科練を語る(Q&A)
あの日、あの時…私は―戦中・戦後の回想)
著者等紹介
桑原敬一[クワハラケイイチ]
1926年(大正15)東京生まれ。就学前に岩手県(現北上市)に移り住み、以後同地で育つ。1942年(昭和17)海軍乙種飛行予科練習生第十八期生として土浦海軍航空隊に入隊。台湾で終戦を迎える。その間に鹿児島県串良基地において特攻出撃を体験。1946年(昭和21)復員。1946年から1986年(昭和61)まで会社員。その間に日本大学法学部(通信教育課程)卒業。定年後、中小企業を対象に経営コンサルタント業を自営。かたわら専修大学大学院に学び、経営学研究科(経営学)、文学研究科(社会学)各修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



