内容説明
創建五百年を迎えた長林寺。その来歴と沿革を伝える古文書を通して、政治・宗教・地域の諸相など、一寺院から広範に日本の歴史を考える。中世史の第一人者であった故・石井進先生の陣頭指揮で始められた寺史編纂事業の成果を世に問う。
目次
論文編(長林寺以前―地方寺院の周辺を耕す;徳川家康の関東入国と長林寺;文政十一年の長林寺火災と殿堂再建;長林寺溜池と岡上景能―位牌と顕彰碑から;地方小本寺の由緒と伝説―近世近代の長林寺由緒書をめぐって;中世「山河郷」・「橋本郷」小考;小田原最乗寺と長林寺の関係―最乗寺輪住について ほか)
史料編(中世・近世の長林寺所蔵文書)
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- 和書
- 《久保田浩》選集