内容説明
子孫がはじめて明かす土方歳三の秘話の数々―。土方家の古いアルバムに残された未公開写真満載。
目次
土方家のはじまり
歳三の生家
土方家を訪れた蜀山人
過去帳と十人の兄妹たち
平家での二度の葬儀手伝い
歳三の幼少時代
歳三の手習い
二度の奉公
石田散薬
牛額草刈り取りの指揮〔ほか〕
著者等紹介
土方愛[ヒジカタメグミ]
昭和46年東京都日野市生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。土方歳三の兄・隼人喜六より数えて6代目の子孫。歳三の生家に生まれ育つ。現在は生家跡に建つ土方歳三資料館にて、史料の整理・保存と運営に携わる
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感想・レビュー
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ポチ
54
土方歳三を本当に大切に敬い誇りにしていることが、ひしひしと伝わって来るとても優しい本です。2017/05/03
キコ
9
土方歳三には子供がいないので、歳三の兄にあたる人物から数えて六代目にあたる子孫、土方愛さんによる著書。巻頭の著者紹介で顔写真が載っていますが、どことなく土方歳三に似ていますよね。本の中の土方家一族の古写真も、皆歳三に似てます。涼しい目元にひきしまった口元、みたいな。子孫というだけあって、家庭内とか親戚内での土方歳三の逸話が充実しています。当初は賊軍を出した家、ということでかなりの批判の矢に晒されたかと思いますが、子孫の努力によって、ここまでのものが現代に残っているのは大変すばらしいことだと思います。2015/05/19
シュウ
8
語り伝えることも遺品を守り抜くことも大変だった時代を経て、今がある。そのことに感謝。2020/09/10
misia
6
新選組の史実を知る上で、やっぱり読まなければならないと感じて手に取りました。写真や瓦版などが豊富なのはさすがに子孫!と感じました。でもそれでも「少ない」とおっしゃる。一族郎党根絶やしの噂から遺品類を処分して逃げるしかなかった当時の遺族たちの無念が痛い。2017/10/07
ゆぅ
6
郷のみなさんや著者の土方歳三さんへの温かい想いが伝わってくる一冊です。ご子孫ならではの史料やお話も多く、あっというまに読んでしまいました(^^)2017/01/15