内容説明
津軽・南部の対立。その歴史的真相にせまる。津軽一族の興亡の歴史を描く労作。
目次
第1章 津軽氏のルーツをめぐる対立
第2章 南部一族の内紛と津軽為信の独立
第3章 近世大名津軽氏の成立とその揺籃期
第4章 藩政の確立期
第5章 藩政の爛熟期(停滞と復興)
第6章 幕藩体制終末期の津軽藩
著者等紹介
白川亨[シラカワトオル]
昭和39年3月、望月印刷専務取締役に就任、その後、代表取締役兼務。昭和54年、胃の悪性腫瘍(胃癌)治療のため胃を全摘する。昭和61年、代表権を返上し非常勤取締役・監査役を経て昭和63年退社
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感想・レビュー
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BIN
4
津軽為信を祖とする津軽藩を幕末まで解説した本。津軽為信は南部信直に反して独立したことから南部の資料では梟雄のように言われているが、信直の義父で対立していた晴政との共謀ということで納得した。津軽藩は名君は短命で、暴君は長命という波瀾万丈でなかなか面白い。津軽藩は石田三成と縁深いというのも気になるので、同著者の石田三成ものや南部一族のものを読んでみたい。2015/07/04
午前0時
1
10 知りたいことが詰まっていた。書いてあることが全て実在する文書に基づいていると感じた。この作者に、自分が他に知りたい歴史を調べて出版して欲しいと思った。2025/06/04