円周率を計算した男

円周率を計算した男

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404026491
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江戸中期、円周率の公式を明らかにした建部賢弘の苦闘の生涯を描く表題作をはじめ、和算の世界を活写する6篇を収録。第16回歴史文学賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅羽

5
図書館本。鎖国下にあった江戸時代、数学に魅了され、全てを注いだ和算師たちの活躍が描かれた六編。受け継がれていく遺志。様々な艱難辛苦の先に見えるもの。どのお話の主人公たちも皆、直向きだ。そんな中、彼らを支えた女性たちとのロマンスも見所です。夫を支える内助の功、死別した妻と、その妹の間で揺れる葛藤、郷里に残した許嫁と師の娘との天秤…等々。彼女たちの取った行動も真っ直ぐです。ちょっと共感は出来ませんでしたが…。2015/08/14

高橋 (犬塚)裕道

4
星4。以前読んだ同じ作家の「和算の侍」が大変面白かったのでやっと探し出して読んだ。何と文庫「和算の侍」はこの本の文庫化した物だった。図書館にもこれと「和算の侍」しかないから違う本だと思って借りたのに!然し久し振りに読んでも面白かったので良しとしよう。2018/02/15

ざねり

1
理数系の人間。それもトップクラスの数学者となると、ドライで付き合いにくいイメージを勝手に持っていた。それが江戸時代の算術家となると輪をかけて…といったことはまったくなく、算術家が物語の中心にいるのに、とても人間臭い物語が続く。「昔の日本人は凄い!」と思わずにはいられない。2014/04/12

あられ

1
目からうろこの時代小説だった。紙と墨と筆で円周率を計算する・・・想像しただけで、身震いが来た。西洋から入った数学を最初に吸収したのは和算を学んでいた人たちだったという。日本人、すごいや!と思った。2013/06/11

笹目ゆー

0
タイトル込みの短編6つ。算術の話2017/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/394984
  • ご注意事項

最近チェックした商品