出版社内容情報
EUの通商戦略にとって中小企業は成長の源であり,希望である.
2019年の日EU経済連携協定は何をもたらしたのだろうか.自動車メーカーはEUに輸出しやすくなり,EUからのワイン輸入は増加した.本書は,EUの立場から通商戦略,経済プレーヤーとしての中小企業政策を振り返ることにより,中小企業がグローバル社会で輝くための打ち手を明らかにする.そして,日本とEUが今後どのように経済関係を進めれば良いかの指針を与える. 吉井昌彦(神戸大学名誉教授)
目次
序章 存在感を増すEUの通商戦略と中小企業
第1章 EU通商戦略の歩み―単一市場から新世代型へ
第2章 EUの通商戦略と中小企業振興策の互恵関係
第3章 COVID‐19禍におけるEU・日本の中小企業のビジネス環境
第4章 COVID‐19禍におけるEU・日本の中小企業支援策と通商戦略
第5章 通商戦略と中小企業振興策の成果
第6章 ポストCOVID‐19におけるEU・日本の通商戦略と中小企業振興策
終章 問われる通商戦略と中小企業振興策の互恵関係の強化
著者等紹介
植原行洋[ウエハラユキヒロ]
山梨県生まれ。獨協大学経済学部経営学科卒業、早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)修了(経営管理修士:MBA)、神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(博士:経済学)。職歴、日本貿易振興機構(JETRO)にてロンドン事務所リサーチディレクター、欧州ロシアCIS課長代理、海外地域戦略主幹(欧州)、ヘルスケア産業課長等を歴任。経済産業省、中小企業庁、近畿経済産業局の海外展開支援事業の審査委員、京都産業大学キャリア教育センター長を歴任。現在は京都産業大学国際関係学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Colomba