内容説明
１００年に１人の異才。明治政権のシナリオを書いた男の波瀾の生涯。
目次
横井小楠―その人物論
時習館時代
実学党の形成
諸国遊歴
国際観の転換
福井藩の小楠招聘
福井藩での藩政改革
文久期幕政改革と小楠
士道忘却事件
福井藩「挙藩上洛」を画策〔ほか〕
感想・レビュー
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3
横井小楠のその生涯について複数の著者がリレー式に書いてます。このシリーズにしては一章ごとが短い。先見の明があり、早くに開国論を唱えてはいたものの儒教的要素を組み入れた開国論で、なぜそんなに古代三代を取り入れようとするのかよくわからない（儒教的には理想の時代だから当たり前なのかもしれんが）。最後の方の小楠哲学と現代社会の章は面白い。政治家にはこういう思想というか気概を持っていただきたいところです。2020/07/18
