目次
序 随想河井継之助
河井継之助―その人と軌跡
河井継之助と備中松山―山田方谷の薫陶
山田方谷の忠言―書王文成公集後贈河井生
長岡藩の軍制と装備
ガットリング機関砲―長岡藩の新兵器
長州軍と北越の戦い
明良の際会―牧野忠恭と河井継之助
北越戦争と河井継之助
八十里峠を行く―河井継之助敗走路踏査記〔ほか〕
感想・レビュー
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BIN
9
幕末で好きな人物の一人。山田方谷のこと、長岡藩の軍制、北越戦争、主君牧野忠恭などです。長州モノでお馴染みの古川薫先生の1章があり意外だなあと思っていたら、長州側から見た北越戦争を書いているので納得。方谷が王陽明全集を継之助に上げたときの訓言の全訳があるのが良い。河井継之助は主君に恵まれたのは良いのだが、小藩だったのが惜しいし、他に代りになる人もいなかったのも惜しい。自分を鈍刀と謙遜することがあったのが意外。2018/07/18
勝みやこ@佐幕派。
0
長岡藩は位置が悪かった。もう少し会津から離れていたら、佐賀藩のように戊辰戦争後に「新政府に従う」ってことが出来たかもしれない。河井さん自身は先見の明があり、武器等は列藩同盟では早くから新式にしていた方だし、藩政も上手く行っていたのだが、運と参謀としての能力が低かった人なのかな、と。2013/03/04