内容説明
茫漠とした虚無の海を行き場を失った若者たちがさまよいつづける。新興宗教の世界を10年かけて取材した著者が、さらばオウム、さらば新興宗教、と叫ぶ。
目次
序章 新興宗教の周辺
第1章 さまよえる子羊たち
第2章 宗教ビジネスの仕掛人
第3章 宗教法人売買
第4章 芸能人と宗教
第5章 神様人間百態
第6章 メディアと宗教
第7章 オウムの黙示録
終章 島の神との出会い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
庵原
0
ちょっと面白いかも。2009/04/24
もっと読書
0
(概要)80年代から90年代にかけて興った第三次新興宗教ブームが、単なる若者論に留まらないものであることを暴く(評価点)サリン以前のこれらのブームがマスコミ、企業 、政府、景気によって形作られた事が分かる。(批判点)取材、執筆が1人の人物でなされているので、これはどこまで客観性があるのか少し気になった。(実践)ビジネス面も含まれるとはいえ、こうした宗教に溺れる人間は将来に不安を持つ人間が多いことは確か。まさに受験勉強中の自分は当事者といえるだろう。身近に新興宗教はいるので、誘いに乗らないよう万全を期したい2020/10/11