シンポジウム 古代東国仏教の源流

シンポジウム 古代東国仏教の源流

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404020888
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0021

内容説明

平安初期、都の仏教界に絶望した最澄は関東の地に来て、新たな出発をした。上野鬼石町の浄法寺と下野岩舟町の大慈寺を中心に天台仏教の原点を検証する。

目次

特別講話 最澄と緑野寺
基調提起 東国仏教文化の源流を探る
パネル提起(古代東国の初期寺院;群馬県の古代寺院と浄法寺;下野の古代寺院;東国古代の仏像)
記念講演 東国と最澄―緑野寺(浄法寺)を中心に
浄法寺の心を生かす町づくり

感想・レビュー

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りー

9
1989年、群馬県鬼石町で行われたシンポジウム、1988年に町役場で行われた熊倉浩靖氏の講演を収録した本。お目当ては記念講演の永井路子さんでしたが、一冊を通し深く心を揺さぶられる内容でした。大和朝廷に目をつけられるほどの豊かさを持った東国。徹底的な搾取に浅間山と榛名山の噴火が重なり、勢いを失う。でも、東国には朝廷主導の仏教とは別の「民衆の仏教」の流れがあり、最澄がそれに深い影響を受けている。鑑真の心を決めたのが「山川異域 風月同天」という言葉が縫い込まれた長屋王遺品の袈裟だったという事、初めて知りました。2019/09/06

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