内容説明
昭和２０年、日本の敗色濃いソ・満国境地帯には、滅びゆく狩猟民族オロチョンと日本人駅長との不思議な友情とドラマがあった。密林の「女王」との恋愛、カザックとの戦闘、ソ連軍の侵人など、波瀾万丈のロマンチック巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
17
題名に惹かれて、家族がリサイクル本からいただいてきました。 「オロチョン」は、我が家では、愚かなチョンボをした時の合言葉だったので、軽いノリの本だと勘違いしたようです。 本当は満州奥地の原住部族の名前でした。 戦争中に、オロチョン族調査を行った日本人と、現地にキリスト教の布教に入った神父の娘との恋を絡めた物語。 読みづらい所もありましたが、意外と面白かったです。 著者は1912年生まれ！ 発行は1990年。2014/07/12
OKKO （o▽n）v 終活中
13
図書館 ◆こらあきまへんな……ネタ元が霊との会話だってさ。わざわざ「霊が語ったことである」と強調する意図はつまり「見てきたような××」ってことだ。こういう本には近づきたくないと私は思うので目当ての小編のみであとはナイナイ ◆川端康成とか額田女王と友達らしいよ、作者。●ル●ン●ーレかw ◆目当ては短編「鄭成功・台湾の夜明け」。著者が成功の墓前で出会った成功・母の田川夫人、そして高砂族の女性に聞いた話なんだと。ダメだなぁ……まあ他の成功本と内容は変わらんが成功の「願掛けの女断ち」が軸ってのは個性的なんですかな2019/03/19
