内容説明
日本古代の言語・遺跡・遺物にオリエント起源を探求する希有なる書。たとえば、聖書の「ノアの方舟」伝説はオリエント起源にあって、それは日本の地名・姓氏に密接に反映している!
目次
序章(日本の現代地名;地名「天沼」の謎を追う;日本全国の天〈アマ〉地名)
海人が来た道(伝播のドーナツ現象;同音衝突の羽葉歯;海神の誕生物語;鼻音代償とPTK;海とノアの箱舟洪水伝説;海は洪水からつくられた;世界最古の洪水伝説;日本の方舟洪水伝説 ほか)
天(アマ)の来た道(天と雨の同音衝突;天の川、七夕まつり;天川村エレジー;天谷・天田、天辰;天引・引田・引田臣;天月、市野瀬;天附と板付)
天の目、太陽(天の目、太陽と末盧国;馬渡・馬加里・幕張;天津・天面・天神社)
「洪水の後」の国(沖縄の始祖神;亀と洪水神;七枝樹の女神;奄美・天見、天城、天間;杵島、鹿島、天船;天竜川の青銅鏡)
天之(アマノ)は「七」(古事記の「天」網羅;皇祖の世襲名・天津日;天宝喜、天掛)
天沼は「母神」(天沼、沼袋、おふくろさん;三瀦が水沼に;沼袋は「至高・蛇・キ女神・四枝の」;アマヌマから石冠出土)
吉野ヶ里と狗奴国と邪馬台国(亀甲土台の弥生墳丘墓;亀蛇と背振山;亀旨峰と久土布流岳;竜神と竜女神;狗奴、狗邪、狗盧国;吉野は龍蛇女神キ・ラム;日本語は多言語;邪馬台国は「天の目、一対」国)