内容説明
万延元年(1860)、アメリカの軍艦ポーハタン号で通商条約批准交換のため渡米した小栗忠順は、アメリカの新聞で「日本人中最も尊敬すべき人物」と評された。のち外国奉行・勘定奉行として内憂外患の難局に手腕を揮うが、彼の力倆・人望を恐れた薩長により処刑される。本書は英傑小栗忠順を軸として幕末維新の激動時代を描く壮大にして細密な大河小説である。上巻は四国艦隊の馬関砲撃まで。
万延元年(1860)、アメリカの軍艦ポーハタン号で通商条約批准交換のため渡米した小栗忠順は、アメリカの新聞で「日本人中最も尊敬すべき人物」と評された。のち外国奉行・勘定奉行として内憂外患の難局に手腕を揮うが、彼の力倆・人望を恐れた薩長により処刑される。本書は英傑小栗忠順を軸として幕末維新の激動時代を描く壮大にして細密な大河小説である。上巻は四国艦隊の馬関砲撃まで。