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内容説明
永世名人とノーベル賞科学者。60歳を過ぎても新たな挑戦を続ける1962年生まれの二人が、60代以降の生き方、「大人の役割」、健康法など、iPS細胞技術で進む老化防止の研究など、最新の知見も交えながら縦横に語り合う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
58
お二人の現在の立ち位置、そこでの思考・思想が興味深い。それまでの単純な延長線上ではなく、変化を感じ・取り入れ・対応すること。それを続けること。共通して感じたのは、冒険心・チャレンジ精神・謙虚さ・感謝のこころを、合わせてお持ちであること。それが、真の意味のレジリエンスにつながるのだということ。だからこそ、今でも第一線でいられるのだと思う。2024/10/19
⭐︎治栄⭐︎
6
山中伸弥先生も谷川九段も私と同じ1962年の寅年生まれ。後半の「次の世代に何を伝えますか」「どんな死を迎えますか」は特に参考になった。前半部分と最後の両方に記載があった「レジリエンス(回復力・復元力)は、感謝によって鍛えられる」って良いなと思う。素敵な著者2人の更なる活躍を拝見することで、それが延いては同世代の人間に「まだ、出来る。まだ、大丈夫」と思える雰囲気を頂戴できることを切に願いたい。2024/08/26
yahiro
5
山中先生はいろんな人と対談をするけれど、谷川先生と何を話すのか興味深かった。お二人とも、それぞれ自分の話をしているという感じではあったが、なかなか参考になった。しかし、永世名人、ノーベル賞受賞者といえども、普通の人と同じような悩みを抱えてるんだなあ、と。2024/11/11
Kanhyoe
5
お互いの専門分野にも踏み込んだ深いお話でした。 題名をもうちょっと考えた方がいいのでは?とも思いました。本題とは外れるんだけど、「レジリエンスは、周囲の人たちへの感謝で鍛えられる」いい言葉ですね。2024/08/14
YOMIPITO
4
同い年界の大物二人の対談。全く違う業界なので個性対比なら面白いかと思いきや、仲良く互いに共感し合う対談。この年になると他人を受入れて尊重する事ができ、加齢という共通点が生まれるので肩肘張らずに対話ができるということかな。 読後に何か得たいと思うなら、身体面に関わる第四章や死生観語る第八章。自分の関心もそこだね。 ・これから大切なのは「レジリエンス」。 ・山中さんが昔読んだSFは星新一か?2025/01/12