写楽は歌麿である

写楽は歌麿である

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784404014566
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0071

内容説明

これまでの諸説には、共通の重大な欠陥がある。それは「写楽開版の直前に、歌麿は専属を強いる蔦屋に反抗、とび出した」という説に立脚している点である。しかし、歌麿は蔦屋をとび出してはいない。それどころか、歌麿は「写楽」という仮面をかぶって、あの役者錦絵の傑作を描いていたのだ。歌麿の肉筆画、諸資料の精査によって、謎の天才絵師・写楽が美人画の巨匠・歌麿であることを立証する知的冒険に満ちた衝撃作!

目次

第1章 写楽論の原点
第2章 既往の写楽説
第3章 歌舞伎役者説(池田満寿夫氏の中村比蔵説;梅原猛氏による池田説批判;谷峯蔵氏の池田説批判)
第4章 絵師説
第5章 山東京伝説
第6章 歌麿、蔦屋「とび出し」説とその批判
第7章 歌麿の実像を発掘する
第8章 梅原氏の写楽=豊国説
第9章 写楽絵と三人の絵の比較
第10章 写楽=歌麿説の六要件
第11章 写楽絵の命運
〈追記〉渡辺保氏の『東洲済写楽』について

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