感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryoichi Ito
5
ルドルフ・リンダウ(1830-1910)はプロシャ生まれの外交官・文筆家。モンペリエ大学を卒業した後,フランス外相の秘書となる。スイス通商調査派遣隊の隊長として1859年に来日,幕府との通商交渉は失敗,離日。1861年再来日し,日本周遊の旅に出た。このときの見聞を記したのが本書だ。1864年2月,日本・スイス間に修好通商条約が締結され,同年リンダウはスイス国駐日領事として来日。その後,プロシャ国外交官となる。本書は大混乱の最中にあった幕末日本につきその政治,世情,歴史を驚くほど詳しく述べている。2023/07/12
Shinichi Tokunaga
1
【★★★】幕末日本を外国人から見た見聞録。スイスの領事だからそんなにポジショントークもない。第三者的な視点からの淡々とした描写。2011/09/30