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内容説明
マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される―年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。なんたって“百姓貴族”ですから!!知られざる農家の実態を描いた、日本初農家エッセイ登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
410
作者自身の百姓経験が如実に書かれていたのがよかった。これが銀の匙の元ネタになってくるんだなと思った。しかし農家の人は大変だな。著者は女性の方のはずだけど性差を感じないのがいいな。2016/03/06
らったった
314
まず、作者のお名前"ひろむ"さんだったんですね(^^)まずそこに驚きました。何年か百姓をやっていて、そして漫画を書き始め、そして今に到る。だからあんなに、農業の引き出しがたくさんあるんですね。それにしても漫画なのでやんわり描かれていますが、実際はすごいハードそうです。もう2冊も読みます(*^^*)2014/08/10
hiro
241
『銀の匙』の原点という感じの農家コミック・エッセイ。昔の全日空のキャンペーンの「でっかいどう、北海道」というコピーを思い出した、荒川さんの家族が素敵だ(特にお父さん)。日本離れした北海道の広さと自然での、農業の豊かさと、生半可ではない厳しさの両方を教えてもらえる。続けて(2)を読みます。2014/01/19
ちはや@灯れ松明の火
217
働かざる者食うべからず。昔士農工商、サムライが消えて久しい現代において職の頂点に君臨するのは百姓である。なんか文句あっか食糧供給止めんぞコラ。鋼の如く強靭な開拓精神を受け継ぎし道産子の常識は本州以南の非常識。水が無ければ牛乳飲んで、米が欲しけりゃ育てたイモと等価交換、B級品夕張メロンなど食べ飽きました。小学生がトラクター転がす私有地、川から打ち上げられた鮭が跳ねる畑、パンツ一丁で真冬の牛舎に行く親父殿。理不尽が怖くてクマと闘えるか。大自然を守ろうだぁ?そのでっかい手のひらの上で生かされてんだよわしらは。 2014/03/12
エンブレムT
207
そ。そうか・・・『鋼の錬金術師』のアノ世界観は、厳しい大自然の中の豪快な家庭に育った作者だからこそのモノだったのか・・・。「納得」と言うべきか「ええーっ?」と言うべきか(笑)道民なので北海道の人のおおらか(大雑把)描写には納得しつつも、農家の常識は知らなかったので単純に大笑いしました。ギャグエッセイ漫画ですが、農業に対しての真摯な思いも伝わってきました。2010/07/30
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