内容説明
コールとの最初のデートは惨憺たるものだった。仕事に追われるジョナサンの携帯はその日ずっと鳴りっぱなしで、お互いの話もろくにできずに終わってしまった。派手なコールは正直タイプではなかったものの、電話すると二度目のチャンスに応じてくれた。忙しい合間をぬってデートを重ねる中、気まぐれで傲慢なコールの複雑で秘密めいた魅力に惹かれてゆくジョナサン。そんなある日、ジョナサンに以前から話題に出ていた異動の話が持ち上がり―。平凡な日常に飛びこんできた刺激的な恋。コーダシリーズ、第3弾!!
著者等紹介
セクストン,マリー[セクストン,マリー] [Sexton,Marie]
このコーダ・シリーズをはじめとする現代もののほか、ファンタジー、SFなど多ジャンルでM/Mロマンス小説を執筆。別名義A.M.Sextonでも執筆中
一瀬麻利[イチノセマリ]
好きな小説は、英語・日本語版に加え、多少読める程度の他言語版も集め、こりこり何度も味わうのが趣味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
18
コーダシリーズ新刊!今回も読みごたえありありのラブストーリ、面白かった。2023/02/26
きょん
15
コールって誰?状態で読み始めたけどほぼ問題なし。ザックの元カレ会計士ジョナサン×ジャレドの友人コール。散々なブラインドデートから始まる紆余曲折の二人の関係が面倒くさいけど面白かった。ただジョナサンが周囲の人々に敢えてゲイだと誇示せず生活したいのは個人の考え方だし、男でも女でも相手に経済的に頼り切る生活に不安を覚えるのは当然だと思うので、コールに非難されるのはちょっと不当に感じてしまったな。しかも最終的に生活を全て変えたのはジョナサンだけで、コールは変わらないっていうのも何だか一方的に感じた。2023/03/17
beniko
7
シリーズ③。(原書では④)。ザックの元彼・ジョナサンと、ジャレドの友人で、時には体の関係もあったコール。紹介されてデートをするも、真面目でお堅い仕事人間のジョナサンと富豪で世界を転々とする奔放なコールでは合いそうにもなくハラハラ。軽い付き合いのはずが少しずつ互いに離れがたくなる過程で、ジョナサンにとっては大きな存在だった過去の恋愛を乗り越える瞬間が感動的だった。仕事、生き方、家族、隣人、プライド…様々あり、愛を自覚したから、それですぐに円満とならないのが人生。自分という壁を超えて手を伸ばし得た愛に喝采。2023/05/30
モルテン
7
コーダシリーズ3作目(原書では4作目にあたる)。やっぱり私はこのシリーズが好きだ。大好きだ。最悪の初デート、友達以上恋人未満のベッドフレンドのつもりの関係の始まりが、いつの間にか大切な相手になっていく。本作に限らずこのシリーズは、この関係が深まっていく様子が全く違和感なく、そして微笑ましく楽しく進んでいく描写が本当に上手い。好きだ。また、本作はなんといってもコールの可愛さと脆さと強がり、ジョンの固さと融通のきかなさといった人間くささが魅力的に描かれてて、その二人のドラマに涙してしまう。好きだ。大好きだ。2023/03/22
stmy
1
このシリーズが一番好きでした!2023/12/17