内容説明
11年前CIAの密室で受けた拷問―悪夢から目覚めたプロフェットは、部屋の中にかつての仲間で初恋の相手・ジョンの姿を見る。それが現実なのか、幽霊なのかわからないまま…。EE社を辞めトムと一緒に暮らし始めたプロフェットは昔の上官・ザックからの依頼を受け、トムとともにアフリカのジブチに向かった。だが待ち合わせのホテルで二人を待ちうけていたのは、CIAのランシング―かつてプロフェットを拷問したあの男だった。ランシングはテロへのジョンの関与を疑い、プロフェットを追っていたのだ。ジョンは生きているのか―?そんな中恐れていた体調の変化が起こり、ついにプロフェットはトムに秘密を打ち明ける―。情熱のバディ・ロマンス、第三弾!
著者等紹介
ジェイクス,S.E.[ジェイクス,S.E.] [Jakes,S.E.]
M/Mロマンス作家。家族とニューヨークに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
38
全編が起承転結の「転」。形のつかめなかった謎の輪郭が現れ、味方が敵に、敵が味方になる。プロフのシールズのチームメンバーが全員登場し、チームの行動の意味がはっきりし、新たな人間関係にちょっとげんなりもし、そして、プロフ個人の宿命をついにトムが理解する。アクション好きには、アクションになりきらない不完全燃焼感は否めないが、まあ、いちおう男同士のラブ・ロマンスなんで、作戦や銃器の書き方なんかに不満を抱いてもしかたあるまい。それにしても、マルとキリアンが相思相愛って・・・。トムの「リア」の呼び方が甘ーい♥️2023/02/10
miyu
31
第3巻でついにプロフの重度のトラウマにメスが入るのかと否が応にも期待が高まる。2巻でやや中弛みしたのだがガタイのよさとボディピアスの魅力で密かに私の推しメンだったトムが今回は漢に確変(笑)前回まではややヘタレ野郎だったのに今やその存在だけでプロフのフラッシュバックを和らげる。二人のエチシーンは健在だが激しさよりも互いを癒やす感じで好みだった。マル、キリアン等が表舞台に躍り出てきた第3巻でようやく物語が核心に向けて動き始めた。なのに to be continued… ワクワク感が時間の経過と共に萎みそうだ。2018/05/12
きょん
27
今回一番びっくりしたのはマルとキリアンの関係。プロフとトムは揺るがない絆を結びつつあると思うけど、そんな二人の至近距離にジョンが現れてるらしいラストに今後が心配になった。なるべく早く続き出て欲しいなあ。2017/07/22
モルテン
24
ヘルハイ3作目。この二人の、こんな姿が見られるなんて。どんどん面白くなっているのに、ついに次作が最終巻でしょうか。1作目を読んだときは、半端なくタフで強い二人が、互いに踏み込まれないように身を守っていたのが、2作目を経て、本作では自らの弱さをさらけ出し、相手のそれを受け入れ、ともに歩み始めている。そして相変わらずの、ガッツンガッツンぶつかり合うようなホットシーンも最高です。そして、本作で明らかになったあのCPは、いったい何があって、今どうなってるの!?読み終わって速攻で二人の話を買いましたよ、ええ。2017/12/04
きなこチロル
12
【ヘルオアハイウォーター3】今作は日常的な描写が多くわりと落ち着いていた。プロフェットの抱えていることが明らかになり…二人はどう生きていくか問われる。パートナーって何だろうなぁと。トムはきっと受け入れてくれるよ。というより、お互いに支え合う形。レミーも一緒に暮らすのもいいよね。で、事件の方はさっぱり汗とりあえず、ジョンはやばいってことだよね?あと、キリアンとマル…一体どうなっているのか気になるー!《「誓えよ、てめえ。」ついに、この時が来た……プロフェットの最大の恐怖が──。彼の最後の防御が、崩れた。》2017/07/13