内容説明
人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶、レミは父親・ダークの暴力によって支配されていた。普版段は鼻っ柱の強い彼が、父親の前では萎縮して何も言えなくなってしまう。メイトのそんな姿にジェイクの胸は締め付けられる。レミの心を自由に解き放ちたい。その一方でジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかきたてられてゆく。そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だった―。
著者等紹介
ラングレー,J.L.[ラングレー,J.L.] [Langley,J.L.]
テキサス生まれ、テキサス育ち。現在、四人の男―そのうち“一人”はジャーマンシェパードだが―に囲まれて暮らしている
冬斗亜紀[フユトアキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
35
人狼シリーズ2作目は更に面白かった!1作目で出てきたレミが可愛い。レミが何故ホモファビアだったのかが分かり、切ない。ここは読む人のためにネタバレせずにしておきたい。受け攻めともガッツリ男なのは好き♡もう、作中に出てきたレザーチャプスにやられました。Ωとかαとかメイト設定もこれだったら全然OKだなぁ~…と。読みやすいし、設定もしっかりしてるし、エロいし、純愛だし、クライムサスペンス的なものも満たされ、満足です。ジェイクがSM趣味をレミに向ける事に躊躇してましたが心配する事なかったなぁ~w2017/01/08
扉のこちら側
33
2017年242冊め。シリーズ1作めでイヤな奴だったレミが主役。しかし父親のDVから弟を守っているとか、そういう薄幸設定に弱いので前巻のことは水に流しておこう。この巻はドラマチックでよかった。2017/05/21
はなはな
24
1作目より面白かった。人狼絡みの設定がうまく動いてきてるし、キャラも深みがでてきて読み応えがありました。前作でイマイチ可愛げないキャラが主人公で楽しめるかな?と心配したけど、話が進むごとに意外な面が見えてくるし、変化・成長はするしで、読み始めよりのめり込んじゃったかな。また、居留地を舞台にしていて、ネイティブアメリカンという異文化に触れる面白さもありました。2014/05/26
きょん
23
前作はやたらとHしてた印象があったので、しかも主役が嫌な奴だったレミでどうしようかと思いつつ読み始めたら、あんなに辛い過去があったのね・・・!今回のレミは可愛くなってしまってこっちが困るくらいでした。しかし、部族警察なんて初めて聞いた。そんなに権力あるなんて知らなかったなあ。人種問題が絡むから、なかなかFBIとかも内部に入っていけないってことなのかなあ。翻訳本を読んでると、こういう知らない事が多くて面白い。2014/05/18
cicoppe
22
良かった。視点の移るタイミングが普段読んでいるものと違うし、カタカナ名前がぞろぞろ出てくるけど読みにくいほどではなかった。前作同様いつも勃起しているレミとジェイク。想いが通じあった後は甘々で別人かと思うほどレミが可愛くなった。虐待に悩むラシター兄弟の話を軸にレミの能力やら群れの事やらSMやら過去の事件やら、とにかくてんこ盛りでした。ダークは最低だけど他は丸く収まり楽しく読了。いつもピザばっかり食べてる、もっと料理頑張れ。2014/05/14