内容説明
追い詰められたエトの願いを叶え、白銀は四人だけの世界を作り上げた。世界を守る霧の壁にはいかなる力も及ばず、壊すことも進入することもできない。サリとラルフの記憶も操作され、偽りの平穏な生活が続いた。だが“化け物”への憎悪を募らせる村人たちが壁の外に火を放ち、サリはその優しい夢から醒める。そしてエトが再び白銀に救いを求めた時、白銀はすべての火を消すものの、人々の魂を手当たり次第に喰い始めてしまう。暴走する白銀を止めて皆を救うために、サリが呼んだのは…?
著者等紹介
河上朔[カワカミサク]
小説家。主な作品に「ガーディアンズ・ガーディアン」全3巻(新書館)、「wonder wonderful」シリーズ、「楽園のとなり」(イースト・プレス)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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century-century
5
最終巻。サリやエトが自分の居場所を見つけられてホッとしました。各キャラクター達の、思わずクスリとしてしまうようなエピソードがてんこ盛りの後日談も良かったです。サリとラルフの今後にも妄想の余地が与えられていて、じれったいような嬉しさがありました。番外編も本誌で掲載されたようなのでこちらもチェックしてみたいです。2021/09/02
うさぎや
4
完結編。ふおおよかったあああ……!2021/02/13
由貴
3
最後の王弟の扱いにちょっともやもやするものはあったけど、ラストのあたたかい雰囲気にざまぁとかそういうのも無粋だよなと思い直した。2022/02/11
日向
0
★★★★★2021/10/27
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