内容説明
発明卿殺害の真犯人ケイシーの来襲を阻止するため、時間跳躍の“錘”となるナッシュの身を遠い北の地に移したサイラスたち。だがその甲斐なく、また新たに一人、発明卿が殺されてしまう。逃げ隠れしているだけでは駄目だ。そう痛感した一行は“塔”に戻り、ケイシーを迎え撃つ作戦に出るが…?サイラスたちは無事ナッシュを、塔を救うことができるのか!?ヴィクトリア調ゴシックファンタジー、堂々の完結!!
著者等紹介
縞田理理[シマダリリ]
東京都出身。「霧の日にはラノンが視える」で第22回ウィングス小説大賞・編集部期待作を受賞。現在同誌で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
15
活劇盛りだくさん!散りばめられていた問題もすっきりと解決しました。面白かったです。そしてサイラスの正体もわかって大満足です。家族エピソードは本当に微笑ましかった~。サイラス自身は最後までモテモテ苦労性お父さんでしたね(笑)。口絵も素敵でした!2014/07/20
かや
4
全ての謎や事件が解決され、堂々完結!最初のTHORES柴本先生の美麗イラストにまず感激。サイラス、ジョニー、ナッシュ、ラモーナ、みんなが大活躍でした。ケイシーはなぁ……。彼は元いた時間で余生をどう過ごしたのか凄く考えてしまう。少しでも幸せだったら良いな。サイラスの正体は以外だったけど、よくよく考えれば納得。短編での似たもの父子に笑ってしまいました。みんなが幸せそうで嬉しい。本当にこの物語に出会えて良かったな。2014/07/28
のこ🐈
4
雑誌掲載時のカラーイラストが掲載されていて、本当に嬉しい一冊。内容も勿論良くて、サイラスの種明かしには思わず膝を打ってしまいました。不思議だったんですよね、いろいろと。ジョニパパは知っていたなんて、ずるい(笑)。書き下ろしもこれまた楽しくて、大満足の一冊でした。っていうか、彼らの活躍する番外編が是非とも読みたいです。これで終わりじゃ寂しすぎる!2014/07/21
カナギ
4
大団円(グランドフィナーレ)の巻。怒濤の展開で次から次へと難儀続きだったが全て無事に解決し、サイラスの下に転がり込んできた3人の家出人もそれぞれ帰るべき場所へ…サイラスとヒューイ、1人と1匹の静かな暮らしに戻るかなと思いきや…良かったねサイラス(笑) 巻末短編はサイラス家の事情。まあ普通の人ではないとは思ってたけど…お父上が面白い。できればもう1冊分くらいは読みたかったよ〜〜2014/07/18
秋月蓮華
3
大団円。こいつ等幸せでよかったと思える四人組とストーリーでした。家族もの大好きです2014/07/17