内容説明
バーミリオン星の女性大統領パオラ・ロドリゲス・フェアファックスからの呼び出しを受けたルシファは、完全武装解除で彼女の私邸に招かれる。大統領はある秘密の頼みごとのために、彼を呼び出したのだった。惑星政府中枢まで食い込んだ謎の敵イヴル。老獪だが孤立無援の大統領は、ルシファを否応なく危険な罠の中に送り出す―。
著者等紹介
津守時生[ツモリトキオ]
多戸雅之名義で執筆の「緑の標的」(小説ウィングス創刊号)でプロデビュー。その2年後、津守時生名義で本格的にプロ活動開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まりもん
39
惑星大統領に謝罪に伺うという目的がどんどんずれていき大統領夫婦の離婚協力などをさせられる女運のなさは未だに健在のルシファー。イヴルが関係しているために協力せざるおえない。それにしてもルシファーもサラも危険がせまっている予感がしているだけに今後の動きで惑星がなくならないことを祈るのみ。マルチェロとルシファーの会話は面白く脱線していくところが今回のお気に入り。2012/09/11
はつばあば
34
女難?幾ら大統領と言ったってなんで父親の愛人にまで・・。強い男ってフェミニストが好きなのかねぇ。マルチェロの甲斐甲斐しさに副官ライラの存在が薄くなってきたように思う。サラも久し振りにルシファードと会えたけど・・二人共疲れてきてますねぇ2022/04/13
扉のこちら側
32
初読。いったい完結…以前の戦闘終結はいつか。シリーズ開始当初の勢いが止まってしまった感。それでも面白いのだけれど。2012/09/08
カナン
28
再読。敵は殺すものであって殺されるものではない。ひゅー、これぞ正論。最もシンプルな正論。しかしこの頃から作者の日本語がちらほら不自由に。「てにをは」の使い方が基礎からおかしいので、ここあたりから真面目に校正をしていないというか、出来る人間がいないのでしょう。マルチェロが本当に甲斐甲斐しい世話女房で、O2(父親)に渡したくなくなってきた息子の気落ちもすごくよくわかる。マルチェロタイプはリアルで見ても非常に好感を抱くので、担当者がごり押ししたのも無理はないかなぁと思います。2017/03/29
フキノトウ
22
サラが、攫われる予感がヒシヒシとして、次の巻が待ち遠しいような、恐いような気がします。ルシファとサラの会話が好き^^カジャカジャ(笑)2013/11/14