内容説明
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられ、今や帝国内外で“麗しの薔薇姫”と称されるアレク。異母兄が皇帝に即位したら、普通の(=庶民の)少年に戻れる予定だった。だがいまだ帝位は空席で、「俺の青春を返せっ!」と叫べどもアレクの皇女生活は続くのだった…。そんなある日、アレクに見合いの話が舞い込む。男と結婚なんかできるか、とぶち壊す気満々で乗り込んだ相手の国は、謎の吟遊詩人に呪われていて―。王宮ファンタジック・ロマン。
著者等紹介
和泉統子[ワイズミノリコ]
12月10日生まれ。熊本県在住。「夢から来た手紙」で第30回ウィングス小説大賞期待作を受賞、同作品で、小説ウィングス’06年春号にてデビュー。「姫君返上!」にて、初文庫刊行を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
9
周囲の評判と津守時生推薦というのを聞いたので購入。腹黒ジークに振り回されているアレクが面白かった。2011/04/19
ゆり
7
一風変わったホームコメディみたいな感じで面白かったです。アレクとジークとノエルの関係が複雑にすぎるけれど不思議と楽しい。おっとり肝のすわった最強神官ノエルの正体にはびっくりしました。どこまでも苦労性なアレクの今後が気になる。そして最後のノエル主役のお話でノエルの印象ががらりと変わって、か、可愛い……。自分で意図せぬままに墓穴を掘りまくっていく姿が不憫すぎる。なんとか上手くいくといいのにな!人間関係がとても複雑で家系図がほしいです。2016/04/19
でんか
6
シリーズ完結済み。とにかくこの作家さんは文章に癖がある。読みやすくない。文の途中でフォントサイズが変わったり、やたらと傍点を多用するので、読みづらいことこの上ない。ただ、話自体は好きだ。物語そのものがすごく面白いので一気に読ませる。登場人物も魅力的。派生してキャラ別の番外編が出ているぐらいそれぞれのキャラに魅力がある。ただ、なんというか、途中で不自然にキャラが変わったり、人物関係を不必要なまでに入り組ませたり、陰謀の犯人が明かされる下りでも、唐突感が半端ない。その辺はこの作家さんの筆力の問題だろう。2017/10/21
サバ缶
6
最終巻読んだんで、再読。オチ知って読み直すと、感慨深い……。2011/09/02
RAKUSI
5
14年皇女として育ったアレクと兄弟たちの物語。重い内容なのに、コメディになって面白かったです。2017/10/03
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