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内容説明
・出世するのは管理・スタッフ部門ばかり
・変わった人は迫害される
・取引先の課長より自社の社長とのアポが重要
・言い出しっぺは損をする
・現場の仕事は外注先。自社の仕事はその管理
・高学歴な勘違い社員が多い
……こんな会社は「立派な老人」です。
人生と同じで会社も後戻りは不可能。この絶望的な老化現象を乗り越える解決策はあるのでしょうか? 本書では多くの事象の分析から、老化の根本原因を考え、どうすればその宿命とうまくつき合って、次の時代を切り拓いていくことができるかについて解き明かします。ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者の革命的な組織論です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルル
12
人間の老化と会社の老化をなぞらえたり、具体例をあげて概念が説明されています(*^^*)会社経営されている方はぜひ(*^^*)2017/04/27
Salsaru
11
全くもってそのとおりだが、課題だしの後のソリューションが大事ですね。2017/02/18
なるうお
8
会社は誕生したその時から老化の一途を辿る運命にある。「老化」とは「後戻りできない」を意味し「不可逆プロセス(エントロピー増大の法則)」と定義する。そのため、都度都度生まれ変わっていかなければならない。生まれ変わるとはアンチエイジングで若作りすることではない。文字通り「生まれ変わる」つまり会社の「パラダイムを転換させる」ことである。それは「眠れるイノベーター」を活用する。---日本の大企業社員には耳の痛い内容です。その通り!と納得しながら読めた。という時点で私も老化社員なのだと実感。2018/08/17
abkbo
4
大企業病に翻弄され、今まさに成長しつつある会社に居る身として大企業病にならないための処方箋になるかもしれないと期待して読んだ。題名の通り、老化は必然なのだけれど、やり方によっては、かなりの期間永らえることはできると思えた。 高学歴な人を採用したらダメとかルールを決めるとダメといった自分なりの経験則も、メカニズムを体系立てて書き下してくれているのは有用だ。解決方法がくだらないと書いている人も居るけれど、様々な会社に万能な処方はあるわけがない。その会社にあった処方箋を作るのは、この本を読んだ人自身なのだから2016/11/18
Akiro OUED
3
大企業病の症状とは、社員の官僚化だという。とすると、国家も老化するんだろうね。アンチエイジングには、世代交代で社内に溜まった常識をリセットするのが効く。じゃ、定年を廃止する会社は、老化を覚悟の上、ということか。不労=不老、というパラダイムシフトが起きるとよいのだけど。2021/10/01