新書館ウィングス文庫<br> 屋上の暇人ども

新書館ウィングス文庫
屋上の暇人ども

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784403540059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ウワサなんて気にしない。同情なんと欲しくない。理由なんて意味がない。居場所がないなんて、きっと言わせない…。そこは、湘南なのに海の見えない南高校。走れなくなった陸上選手・鵜飼譲、その幼馴染みの松下未来。二人が居場所を求めて作った天文部に、ある日嵐がやってきた。百間鴫、凌霄夏女。放校寸前、鑑別所帰りのウワサのふたり。だけど、そんな彼らの中に譲は何かを見つけてしまって…。それぞれに手探りに、四人の居場所探しが始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

18
再読。2015年127冊め。近年は一般文芸の分野でもご活躍中の著者だが、私が著者のファンになった大好きなシリーズがこれ。発売からもう11年も経つのかと思うと、そして物語にも、胸を締め付けられる。2015/02/08

たまこ

11
ウィングス文庫初読み。1998~1999年初出。シリーズ既刊6冊を一気読みしましたが、読み始めと読み終わりではずいぶんと自分の中の温度が違います。まったりゆるりとした始まりから徐々に熱を帯びて。海から離れた茅ケ崎の高校、ラジオから流れるサザン、けだるい放課後。高校生の幼馴染み2組4人(男3人女1人)の物語。譲が鴫と夏女に感じた「説明のつかない羨望」が後を引いてくる。不自由でも窮屈でも不遇でも、彼らが持っている揺るがないもの。それを後で悟ったときの譲の痛さが胸に迫りました。2016/10/08

扉のこちら側

8
初読。自分の居場所を感じられない四人の高校生が、手探りでお互いの距離感を測って近づいていく、その心理描写がとても好きだ。2010/01/31

瀧ながれ

5
学校内にうまく居場所を見つけられない四人の、近づいたり離れたり天文部物語。会話のテンポとか、「湘南なのに海が見えない学校」とか、独特なおもしろいセンス。最近はエッセイが多くて、もちろんとんでもなくおもしろいのですが、小説書いてほしいなぁと思う作家の一人なのです。いろんな意味で底知れないナツメが印象的。2013/09/19

ji

1
再読2009/09/06

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