出版社内容情報
【目次】
内容説明
玉砕覚悟の告白をあっさり受け入れられ、綾瀬と付き合い始めた淳史。不思議とうまくいっていたけれど、それは綾瀬にこだわりがないからで、好かれている実感はない。誰とも長続きしないらしい綾瀬と恋人になって一年、タイムリミットが気になり始めた頃、淳史の会社に中途採用社員・湯沢が入社してくる。仕事ができてマイルドに押しが強い湯沢との距離が近づくのと反比例するように、綾瀬とはすれ違いが続き…?
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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beniko
8
交際経験の豊富な綾瀬が、恋人は綾瀬が初めてという淳史にいつしかドはまりしていく話は性癖にぶっ刺さりすぎて一気読みでした。今までの相手は男女とも半年と続かない綾瀬が、自分とはもう約一年。玉砕覚悟の告白を受け入れてもらっただけで満足だった期間を過ぎ、うれしいのに不安が募る淳史は綾瀬の気持ちを確かめることもできないし、読者にも綾瀬の本心は見えにくい。そんな中、仕事を通じて淳史にアプローチしてくる男が現れ、実は綾瀬が淳史の知らぬところで、淳史を失うまいと奮闘。本心を曝け出して結ばれた二人に感無量です。2025/07/31
葵上
5
よかった。仕事に追われているときは、こういうのがいい。2025/07/27
京子@オランダ
3
よかったな~、って読み終わって本閉じたとたんにどういう本だったか忘れて、しばらくたってまた再読してあ~よかった、って思ってすぐ忘れるような、そんな感じだった。そういう本は私には大事なので、、、2025/08/25
まりも
3
見目がよくて恋人が途切れることがない綾瀬に一世一代の告白をした淳史は、告白したときにちょうど綾瀬がフリーだったためOKされる。夢見心地でお付き合いをはじめたが、綾瀬は恋人と1年以上続いたことがない。そして、淳史にもその1年が迫ってくるが…という、私の好きな切ない設定!なのですが、そこはくっついてラブラブになるまでと、その後の話をきっちり分けて同時収録するディアプラス文庫。もうちょっと引っ張ってくれてもいいんですよ!という気持ち。しかし小説ディアプラスも休刊だそうで。BL小説市場がまた狭くなってしまった…2025/08/17
ゆ
2
あらすじは読まずにまっさらの状態から本を読む派なので、ベターハーフムーンのあとにこれを読んだ偶然に驚くなど。 淳史が心身ともに安定しているのが更に良いですね。適性の問題で、性格の問題で、だからこそちゃんと向き合って擦り合わせないとこじれてしまう。何も起きないと毎回おっしゃいますが、共感できる波立ちがたくさん起きてるんだよなあ、と改めて好きなところを噛み締めました。2025/08/23